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かじってみようトランクマメ知識

1-C:トランクの歴史と由来(トランクの仲間)

 トランクは、基本的にはどれも箱型です。
 その名称は形状からというよりは、むしろ
 中に何を入れるかということで決まります。
 つまり、名前を制する者は用途を制する!

 そして、意外に身近なものがトランクの仲間だとわかります。  




トランクの仲間
 あなたもきっと知っている!こんなケースもトランクの仲間?

キャビントランク  主な交通手段が船だった時代、ヨーロッパにおいて財産や衣装を入れて運ぶために使われたようです。
大型のものが多く、素材は木や鉄・それらに布や革を張ったもの・柳で編んだバスケットのようなものなどで、形は長方形の立方体。
蓋の部分が丸みをおびたものや、かなり凝った作りのものもありました。
 現在でも畳くらいの大きさのものが収納箱として使われているようです。
古い衣類や道具をしまって屋根裏部屋や物置きなどで。寝具(シーツ等)を
入れて収納できるインテリアとして使われることもあります。
少し御年配の方でしたら、「ながもち」などという呼び方でよく御存じかもしれません。

 さしずめ日本でいう「茶箱」のような使い方でしょうか。昔はシーズンオフの衣類などを茶箱にしまい押し入れに入れておいたものでした。
現在は引き出し式のプラスチックやダンボール製衣装ケースが主流です。

アタッシェケース  主にビジネス用途で資料や書類などを入れて持ち運ぶための小型で薄型のケースのこと。アタッシェケースには横幅が約39cm、中に入れるものの重さが5kg以内というきちんとした定義があるのを御存じでしたか?
素材はアルミ・ジュラルミンなどのハードなものから、革や布、合成樹脂などを使ったソフトなものまで。
 書類入れとして革製のものは特に「ブリーフケース」、図面などを入れて持ち運ぶケースで3方が大きく開くようになったものを「ポートフォリオ」などと呼ばれています。

 アタッシェはフランス語で、もとは大使館などに派遣される専門職員をさす言葉。その人たちが持ち歩いていた書類鞄がアタッシェケースの原形だったのだろうと言われています。

スーツケース  旅行用の一揃(SUIT)、または洋服(スーツ)を持ち運ぶためのケース。
海外旅行などで使う機会が多く、トランクといえばまず思い浮かぶのがこのスーツケースの形ではないでしょうか?
スーツケースにも、入れるものの重さは約30kg程度という定義があります。
形は平べったい箱型。素材には特殊合成樹脂が使われ、ハンドルが2箇所について持ち上げてもキャスターでも運べるというタイプが現在の主流。
合成皮革などでできたソフトで小型のものもあり、こちらは「ガーメントケース」などと呼ばれることも。
キャリングケース  この呼び名は完全に用途から派生したもので、運ぶ(Carring)ためのケースの意。主に飛行機や車などによる運送に適したケースで、ヘビーデューティに耐える頑丈で無骨な作りが特徴でしょうか。
特別な定義はありませんが、中に入れるものは日用品というよりは特殊な道具や精密機器のようなものがほとんどです。
タックルケース  釣り具を収納するためのケース。
細々したいろいろな形の道具を収納するためにスライド式のトレーがついていたり、細かく仕切られていたりと整理整頓のための工夫がされています。
形はケース側面が開くアタッシェ型のもの、上面が開く薬箱型・工具箱型(家型)のものなどさまざまで、素材によく使われているのは錆びない合成樹脂など。
ツールボックス  ズバリ工具箱!!です。
ごつい工具を入れるケースですから見るからに質実剛健。素材はスチール系が多く、形はポータブルなものでは四角・家型・アタッシェ型の電動工具専用ケースなど。修理工場のような場所で使われる据え置き型ではキャスターがついたものなどがあります。
工具も形や大きさがさまざまですから、引き出しがついているものや取り外しできるトレイのついたものなど、使い勝手のための工夫もいろいろです。

 高級工具を販売している某メーカーの車の荷台にはピカピカの工具がずらりと並んでいますが、あの荷台はあれごと「ツールボックス」と呼んでもいいのでしょうか???

フライトケース  飛行状でみかけるパイロットが手にしている重厚な四角いケース。
素材は皮革・合成皮革が使われ、真鍮金具が金色に光り、航空会社のロゴマークが入っていることもあります。
ケースの上面が蓋になっていて中央から開くタイプのものが多く、底や角の部分はがっちりと補強されています。

 このケースにはフライトで使うコンピュータの航空用計算尺なども入れるそうで、なるほど頑丈に作られていることに納得してしまいます。

楽器ケース  コンサートツアーなどで各地を回るミュージシャンたちが使う楽器ケースも、その用途からかなり頑丈に作られています。
素材はアルミやファイバーなど。ギターケースなど楽器と同じ形に作られているものは合成樹脂製です。

 電気的な音源装置のためのケースは「ユニットラック」などと呼ばれ、収容したまま使えるようコネクタパネルなどがつけられています。
このパネルの孔には規格がありJIS規格(日本)とEIA規格(米国)の2つが代表的です。

カメラケース  カメラマンが撮影現場まで機材を運ぶための、アルミやジュラルミンなどでできた大掛かりなものから、カメラ本体を包むような形の革・合成皮革・キルティングされたナイロンのものまで、形・素材とも用途によって多種多様なカメラケース。
カメラをお使いの方でしたら、ひとつはお持ちなのではないでしょうか?
卓上金庫(印箱)  社内の小口出金用のものや、家庭で使われているようなダイアル式のロックがついた手提げ金庫もトランクの仲間です。
素材はスチール系のものが多く、小さく片手で持ち運ぶことができます。
昔は事務系の部署には木製の「印箱」と呼ばれるケースにいろいろなゴム印などが収めてあったのですが、最近はみかけなくなりました。

ご存知のものをみつけて、親しみがわいてきたところで、
今度はトランクを作る素材について調べてみましょうか。
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